2025年5月23日(金) 今日の月からのメッセージ

基本情報

  • 今日の月齢|25.3
  • 月相の状態|下弦の月から3日目(欠けていく月)
  • 月の星座|牡牛座→双子座
  • 六曜|大安
  • 特別な暦日|一粒万倍日

今日の月の様子

下弦の月から3日目の月は、かなり細くなった三日月の姿をしています。明け方の東の空に、ほんの短い時間だけその姿を見せる月は、左側にほのかな光を帯びながら、空の明るさの中に溶け込むように消えかかっています。新月に近づくにつれ、光の部分はさらに小さくなり、月を見つけるには夜明け前の静かな時間帯に意識を研ぎ澄ませる必要がありそうです。

詳細メッセージ

月齢と星座の組み合わせについて

今日の月は、牡牛座から双子座へと移動します。地に足のついた牡牛座の安定感と実用性から、風のように軽やかで好奇心に満ちた双子座の知性へ──そんなエネルギーの転換が訪れる日です。下弦の月から3日目となる今日は、新月へと向かう中で、心も身体もさらに内側へと向かっていく段階にあります。

この星の流れは、「形あるものから、形なきものへ」、物質的な価値から知識や情報といった無形の価値への移行を促します。牡牛座の時間帯では、手元のものを見直したり、生活基盤の整理整頓が主なテーマでしたが、午後からは双子座のエネルギーが強まり、思考や言葉、コミュニケーションといった”情報の質”に焦点が移っていきます。

双子座は風のエレメントに属し、情報、柔軟性、そしてつながりを象徴する星座。欠けていく月のもたらす「浄化」と組み合わさることで、思考や日々のやり取りの中に潜む”ノイズ”に気づき、それを手放すことがしやすくなります。凝り固まった考えや不要な情報、負担となるような会話パターンを見直す好機でもあります。

双子座はまた「知の編集者」とも呼ばれ、多様な情報を集め、それらを結び直す力を授けてくれます。今日のような日は、柔らかく開かれた視点で、新しい考え方や未知のテーマに触れてみると、自分でも驚くような着想や気づきが得られるかもしれません。

今日に合った過ごし方

今日も引き続き一粒万倍日。大きな実りの種まきにふさわしい日とされますが、月は欠けていくフェーズにあるため、育てる価値のあるものを選び、整えていくことにフォーカスする方が、自然の流れに沿った過ごし方になります。

午前中は牡牛座の安定したエネルギーが残っているため、デスクまわりや生活空間の整頓、実務的な作業を片づけるのにぴったり。午後以降は双子座の軽やかさが増すので、学習計画の見直しや、頭の中の情報の整理に時間を使ってみてください。

六曜は「大安」。日常的なコミュニケーション、学びの共有、新たなアイデアの交換には最適です。特に、メールやSNS、ニュースなど、自分のもとに流れ込んでくる情報の質を見直してみることもおすすめです。定期的に読み飛ばしているメルマガや、あまり気持ちのよくない発信をするSNSアカウントなどを、少し整理してみてはいかがでしょう。

双子座は「言葉」とのつながりが深いため、日記やノートに思考を書き出したり、マインドマップでアイデアを視覚化したりすることで、もやもやした気持ちの輪郭がはっきりしてきます。信頼できる相手との対話も、整理と浄化のプロセスをサポートしてくれるでしょう。

心と体のヒント

牡牛座から双子座への移行は、「感覚から思考へ」と重心がシフトしていくプロセス。身体の感覚に意識を向けつつ、それを言葉にして整理するような流れが生まれやすくなります。

紙に書き出すことは、今日特におすすめの心のセルフケア。頭の中をただ”書き出す”というだけでも、意識の中のスペースが広がり、考えが整ってきます。

双子座に関連する「呼吸」にも注目を。緊張をほぐし、思考をクリアにする呼吸法──たとえば、4秒吸って、7秒止めて、8秒かけてゆっくり吐く「4-7-8呼吸法」などを、1日に数回取り入れてみてください。シンプルですが、思っている以上にリフレッシュできます。

身体のケアでは、肩や腕、手の動きにまつわるストレッチやマッサージが効果的。長時間スマホやPC作業が続いた時には、肩を回す・手首をほぐすなどの動きをこまめに取り入れて。消化の良い軽めの食事や、ビタミン・ミネラル豊富な緑の野菜を意識すると、双子座の「軽やかさ」に調和した身体のリズムが整っていきます。

日本の文化と季節の関連

5月下旬、日本の自然は初夏の彩りとともに、湿度の気配を少しずつ帯び始めます。双子座が象徴する「多様性」や「流動性」は、この時期に見られる草花や風の動き、雨の前触れのような曇り空とも重なり合います。

季節の表現では、「花菖蒲開く(はなしょうぶひらく)」の頃。菖蒲や杜若が咲き誇り、青紫の花々が水辺や庭園を彩ります。その凛とした佇まいと、風にたなびく様子には、双子座がもつ軽やかな美意識が映し出されているようです。

七十二候では「麦秋至(むぎのときいたる)」。麦が黄金色に色づき、収穫の時を迎える時期。早乙女たちが田植えに精を出す風景も、日本の里山に息づく季節のリズムとして見られます。

この季節の恵みは、春の名残と初夏の予感が同居するような不思議なバランスを持っています。色とりどりの野菜を使ったサラダや、さっぱりとした出汁を使った料理など、双子座の気配と調和するような”軽やかで満たされる食事”を楽しんでみてください。

明日には月が双子座に完全に入り、風のように軽快で、情報や交流に開かれた空気がさらに強まっていきます。今日という移行の日を活かして、思考と感覚のバランスを整えながら、明日に向けた心と環境の準備を整えていきましょう。

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この記事を書いた人

マヤ暦シンクロ協会認定講師・占星術アドバイザー。
東京と信州の二拠点を行き来しながら活動中。マヤ暦を中心に、西洋占星術・宿曜占星術を組み合わせた鑑定を行う。
大学で心理学を専攻後、自分らしいキャリアを模索し、フリーランスを経てピラティススタジオを経営。「自分に似合う選択」を積み重ねることの大切さを実践で学んだことから、マヤ暦と占星術の知識を活かして自己肯定感を高めるセッションを目指している。

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